[math]1991年京都大学前期文系数学問題4

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問題

実数p,qに対し、x3px+q=0の解がすべて実数なら(すなわち虚数解を持たないなら)x32px2+p2xq2=0の解もすべて実数であることを示せ(30点)。

方針

解と係数の関係式を用いる。

解答

x3px+q=03つの実数解をα,β,γとすると、α+β+γ=0 αβ+βγ+γα=p αβγ=qとなる。これから、α2+β2+γ2=(α+β+γ)22(αβ+βγ+γα)=2p α2β2+β2γ2+γ2α2=(αβ+βγ+γα)22αβγ(α+β+γ) =p2 α2β2γ=q2となる。したがって、α2,β2,γ2x32px2+p2xq2=0の解であり、これは実数である。

解説

3次方程式x3+ax2+bx+c=03つの解をα,β,γとすると、α+β+γ=a αβ+βγ+γα=b αβγ=cとなる。これは暗記する必要はなく、(xα)(xβ)(xγ)=(x2βxαx+αβ)(xγ) =x3(α+β+γ)x2+(αβ+βγ+γα)xαβγと展開して、x3+ax2+bx+cと見比べれば良い。
解答のα2x32px2+p2xq2=0に代入し、0になることを示すこともできるが、これだとα2,β2,γ2の中に等しいものがある場合などややこしくなるので、解答のように対称性を保ったまま話を進めるのが良い。

関連問題

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1992年東京大学前期文系数学問題1 解の公式、解と係数の関係、判別式、複素数

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