問題
は以上の自然数とする。関数について以下の問に答えよ。
とのグラフは第象限においてただひとつの交点を持つことを示せ。
で得られた交点の座標をとしたときとを求めよ。
第象限内でのとのグラフおよび軸で囲まれた部分の面積をとおく。このときを求めよ。
方針
だとの極限は発散するので、なのだろう。
解答
とする。である。したがって、となるのは、、すなわちのときである。このの値は負の値であるから、においてはであることが分かる。これから、においては減少する。であるから、においてただひとつを満たすが存在する。そのをとすると、であるから、交点は第象限にある。よって、題意の通りとのグラフは第象限にただひとつの交点を持つ。
である。これとからであることがわかるので、はさみうちの原理からである。また、だから、となるから、となる。
下の図から、となる。これから、となる。
の概形。
解説
からは単調に減少するので、となるを見つけることができればについての不等式を立てることができる。だとの極限は求められないので、当然の極限はになると予想して評価していく。
極限自体は比較的簡単に求めることができるが、自分で不等式を作り評価しなくてはならず、難しい問題である。
関連問題
1988年東京工業大学数学問題1 はさみうちの原理
1990年東京大学理系前期数学問題1 はさみうちの原理
2000年京都大学前期理系数学問題5 積分と有名極限、漸化式、はさみうちの原理
1992年東京医科歯科大学前期数学問題1 不等式と積分、はさみうちの原理
2018年東京工業大学数学問題3 関数と解の和、はさみうちの原理
関連リンク

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