テナガエビ
タナガーについてまとめてみる。
生態
夜行性であるが日中も釣れる。晴れている日よりは曇り空の方が釣果はいい。肉食で、魚肉ソーセージやサキイカ、アカムシなど何でも食べる。一緒に飼育していると、共食いを始める。死んでしまった個体は他のテナガエビにバリバリと食べられているところを見かける。
警戒心は強いが、餌への食いつきは悪くない。面白い経験があって、西表島のトレッキングツアーで、清流のテナガエビを観察する機会があった。サキイカを差し出すとワラワラと集まってくる。その状態で捕まえようとすると、一斉にパッといなくなるが、数十秒もするとまたサキイカに群がってくる。基本的に捕食性の強い生き物で、そこにいれば餌に集まってくると考えられる。また、その時短いハサミで餌を挟んでから、自分の巣に持ち帰って食べる姿を見た。
なので、釣り方としてはポイントに落としてから、ウキが移動するのをじっと待つ。ウキの動きが止まったら、おそらくそこで餌を食べていると考えられるので、10秒ほど待ってからそっと竿を上げると、テナガエビがキックバックするので、針にかかる。個人的にはシモリウキの方が、ウキの動きが観察しやすいと感じる。
東京のポイント
汽水域などに生息するので、実は東京はテナガエビの一大ポイント!かなり上流でも、ゴロタ場周りに生息するのを確認している。この間は都会のど真ん中の中川でも良いポイントを発見。ポイントの奪い合いになることもなく、夜でも釣れるので(むしろ夜のほうが釣れる)、夏でも楽しめる。
千葉県の江戸川上流でも釣れることは確認済み。
テナガエビは干潮になると沖に出ていってしまうので、ゴロタ場で釣る時は潮具合を確認してから行った方がいい。
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