マーティン・セリグマンは、人が失敗や挫折にどのように対処するかを長年研究し、「3つのP」が苦難からの立ち直りを妨げることを明らかにした*1。
すなわち、自責化 (Personalization:自分が悪いのだと思うこと)、普遍化(Pervasiveness:あるできごとが人生のすべての側面に影響すると思うこと)、永続化(Permanence:あるできごとの余波がいつまでも続くと思うこと)である。
つらいできごとが「自分ひとりのせいではない、すべてではない、ずっとではない」ことに気がつくことが、立ち直りのための重要な気付きとなる。
*1 Steven F. Maier and Martin E. P. Seligman, "Learned Helplessness at Fifty: Insights from Neurosicence, " Psychological Review 123 (2016): 349-67; Martin E. P. Seligman, Learned Optimism: How to Change Your Mind and Your Life (New York: Pocket Books, 1991))
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